「鎮魂の庭」

1-1  計画の性格

この日本庭園は、東日本大震災で亡くなられた方の御霊の「鎮魂」を願って造るものである。また、命ある我々が生きていることの意味をそれぞれが再確認し、生命力を取り戻す場となることを願う。

海外からも注目されうるような復興事業となるように、美しい景観を創出することに加えて様々な人の雇用の場ともなるよう構想する。

1-2 計画地の概要

岩手県陸前高田市今泉
最小約3500 最大約7000坪を予定

1-3 陸前高田市今泉地区の整備について

陸前高田市の中でも、最も重大な被害を受けた今泉地区の再開発に寄与する。震災前の今泉地区は、この地区独特の蔵や気仙大工による吉田家に代表される特徴ある建物をはじめ、「けんか七夕」祭りなどの豊かな文化があった。それらの伝統と響きあう文化発信の場として、地域文化を保全や再興に寄与する。

2-1 総工費

5億~7億を予定

2-2 工期日程(想定スケジュール)

予算の三分の一が集まり次第着工。全体を前期、中期、後期の三段階にわけて取りおこなう。着工より最長10年の工期を予定。

2-3 整備の概要

工費を抑えるためにも、陸前高田市にあるものを活用する。
例えば、震災で流され出土した石などを日本庭園の石組みに再利用する。
山の樹木なども 庭園に再利用する。

3-1 一般社団法人日本庭園芸術協会

企業や団体、一般から寄付を募る。
花、木の苗への一本単位での募金を広く呼びかけ、賛同者から募る。

3-2 陸前高田市

ふるさと納税を活用。